キャスト&スタッフ

キャスト

吉行和子

川島雪子(月光荘の女主人)

吉行和子

東京生まれ。1957年劇団民藝の舞台「アンネの日記」でデビュー。映画『にあんちゃん』(今村昌平監督)で毎日映画コンクール助演女優賞、『愛の亡霊』(78/大島渚監督)・『東京家族』(13/山田洋次監督)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、『折り梅』(02/松井久子監督)で毎日映画コンクール田中絹代賞を受賞。浜野佐知監督作品としては『第七官界彷徨−尾崎翠を探して』(98年)、『百合祭』(01年)など。近年の映画出演作に『人生、いろどり』(12/御法川修監督)、『燦燦ーさんさんー』(13/外山文治監督)、『家族はつらいよ』シリーズ(16~18/山田洋次監督)など
菜 葉 菜

小野田香織(月光荘の下宿人)

菜 葉 菜

東京都出身。2005年『YUMENO』(主演)で本格的に女優デビュー。以後、映画を中心に活躍。『夢の中へ』(園子温監督)、『ヘヴンズ ストーリー』(瀬々敬久監督)、『孤高のメス』(成島出監督)、『百合子、ダスヴィダーニヤ』(浜野佐知監督)、『64』(瀬々敬久監督)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(廣木隆一監督)、『ラストレシピ?麒麟の舌の記憶?』など多数に出演。テレビドラマ、NHK『徒歩七分』でも話題を集めた。そして2019年には注目の最新主演作品『赤い雪』(甲斐さやか監督)、『雪子さんの足音』(浜野佐知監督)が公開。
寛 一 郎

湯佐 薫(月光荘の下宿人)

寛 一 郎

1996年8月16日生まれ。東京都出身。2018年、瀬々敬久監督『菊とギロチン』で俳優デビューを果たす。その後 同年に廣木隆一監督『ナミや雑貨店の奇蹟』でメジャー映画デビューと続く。順序が三作品逆になったが、2017年、熊澤尚人監督の『心が叫びたがってるんだ。』が初公開作品となった。最新作に『チワワちゃん』(二宮健監督)『君がまた走り出すとき』(中泉裕矢監督)がある。
テレビドラマとしては、テレビ東京のスペシヤルドラマ『ミッドナイト ジャーナル』、テレビ朝日『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』 など。
大方斐紗子

高梨秋江(喫茶店主)

大方斐紗子

福島県生まれ。俳優座付属養成所を卒業し、舞台女優として出発しながら、映画出演、アニメの声優、TVドラマ、シャンソン歌手など多彩な顔を持つ。近年はCMへの出演も多い。浜野監督作品では『百合祭』(01年)で時に奇声を発する老婆役で観客の度肝を抜いた。続けて『こほろぎ嬢』(06年)、『百合子、ダスヴィダーニヤ』(11年)にも出演。
野村万蔵

川島良雄(雪子の息子)

野村万蔵

狂言方和泉流能楽師。野村萬(七世野村万蔵)の次男として生まれる。2005年に九世野村万蔵を襲名。野村万蔵家の組織「萬狂言」を率いる。演劇への出演や演出も積極的に行う。南原清隆と組んだ「現代狂言」ではコントと狂言のコラボを追求。浜野監督作品は、最初の『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』で分裂心理医者を演じ、本作が2回目の出演となった。
宝井誠明

市岡 誠(薫の同僚)

宝井誠明

東京出身。高校生の時に周防正行監督にスカウトされ、『シコふんじゃった。』(92年)でデビュー。数多くの映画、舞台に出演する。浜野監督作品は『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』(98年)で、愉快な音楽予備校生を演じた。同じ浜野監督・尾崎翠原作の『こほろぎ嬢』(06年)にも詩人の役で出演し、尾崎翠作品のキャラクターにぴったりと、監督が絶賛する。
佐藤浩市<small>(友情出演)</small>

良雄の悪い友達

佐藤浩市(友情出演)

東京生まれ。1981年『青春の門』で映画初出演し、ブルーリボン賞新人賞を受賞。以後、多くの映画、テレビで活躍。『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(94/深作欣二監督)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、『ホワイトアウト』(00/若松節朗監督)・『壬生義士伝』(03/滝田洋二郎監督)で同最優秀助演男優賞、16年の『64ーロクヨン- 前編/後編』(瀬々敬久監督)で再び最優秀主演男優賞を受賞した。映画『Fukushima 50』(若松節朗監督)が2020年公開予定。
湯佐節子(薫の母) 山崎ハコ
智子(看護学生) 石崎なつみ
理江(大学生) 村上由規乃
拓二(大学生) 木口健太
20年後の月光荘の住人 結城貴史
小野田の父親 贈人
郵便局員 辛島菜摘

スタッフ

浜野佐知

撮影:土屋 学

浜野佐知

1971年、監督デビュー。以来、400本を越すピンク映画を監督する。
1984年、株式会社旦々舎を設立。以降、プロデューサーを兼ねる。
1998年、初の自主製作作品として『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』を撮る。自主製作は『百合祭』(2001年)、『こほろぎ嬢』(2006年)、『百合子、ダスヴィダーニヤ』(2011年)、『Body Trouble~男が女になるビョーキ?』(2014年)、そして本作『雪子さんの足音』へと続く。

原作:木村紅美「雪子さんの足音」(講談社刊) 脚本:山﨑邦紀 音楽:吉岡しげ美 撮影:小山田勝治 照明:守利賢一 美術:山崎 輝 録音:藤林 繁 編集:金子尚樹 制作:森満康己 助監督:湯本信一 ヘアメイク:清水惇子 衣裳:青木 茂 CG:川村翔太